【こどまど】クルミ割りってどうやるの?
ある日、宮城県南三陸町でクルミを手に入れ、こどまどに持って帰りました。
「クルミが手に入ったんだけど、割ったことある?」
と来ていた子どもに聞くと、
「やったことない!」とクルミを囲む子ども達。
突如、クルミ割り大会が始まりました。
実はクルミを持ってきた私も、クルミ割りをやったことはなく。
「おばあちゃんがやってたのを見たことがある」という、かずりんの情報をもとに、木の板とトンカチがあればできるらしい、と分かりました。
バンッバンッ
なんど叩いても、割れず。
「ちょっとオレにかして」
と交代しても、割れず。
「石とかで叩けばいいんじゃない??」
外から石(大きめ)を拾ってくる子が現れました。
「ちょっと小さかったわ」
といって、いくつかの石が集まり、
「僕は指を挟みたくないから、木で叩く」
木片も持ち込まれ、バンバン叩きます。
そしてついに…!
バリッ
「割れたーーー!」
ようやく、その瞬間が来ました。しかし、殻も粉々なら、中身も粉々。
しょうがないので、粉状になったクルミを食べました。
「割れたの?」
そこに来たのは、愛知県からプレーワーカーズにインターン中のダン君。
手には、粉ではない大粒のクルミ。
「え?そっちも割れたの?」と訊ねると、
フライパンで炒ってからペンチで挟むと、キレイに取れるそうです。
そんな技があったとは。
小学校の時、拾い集めたクルミを持ち帰った日の夜に、祖母がクルミ餅を作ってくれたことがありました。庭でカンカンやっているのを遠巻きに見ていましたが、
「どうやっているの?」
と聞けばよかったと思います。子ども時代の秋の思い出です。
こどまどでは、日々何気ない時間が流れています。
なにも起こらなければ、携帯ゲーム機やタブレットに子どもは多くの時間を費やします。
目の前で季節が移ろっていることにも気づかないまま。
夏が来たら水遊びしよう、秋が来たらクルミを割ってみよう、冬が来たらクリスマスツリーに毛糸の飾りでも作ろう。
そんな風に、生きている今を感じながら子ども時代を過ごしてほしいなぁと思いました。
遠藤みゆ
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